その他の病気

頭頸部の病気

かぜ

ごくありふれた病気でありながらも、よく「万病の元」と言われるように、かぜを発端にいろいろな病気に進展しかねません。中耳・鼻・のどの病気は、そもそもはかぜから始まる感染性の病気が多いものです。
たかがかぜと侮らず、症状が気になりましたら、早めに受診なさることをお勧めします。

症状 のどの痛み、咳、鼻みず、発熱、くしゃみ、頭痛など
検査 問診や診察を行って、他の悪い病気ではなさそうだと判断出来れば、かぜと診断します。しかし、かぜであれば通常は数日で治るので、治らない場合はこじらせてしまっていたり、別の病気だったりする可能性があります。
治療 アレルギー性鼻炎の症状を軽くするには、とにかくダニの糞や死骸、家の埃、ペットのフケ、カビなどアレルギーの元にさらされる状態を出来るだけ避けることです。こうした策を講じた上で、抗アレルギー薬の飲み薬や鼻スプレーで症状を抑えていきます。

インフルエンザ

「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスへの感染によって起こり、普通のかぜよりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。通常は、症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。しかし気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全に至るケースもあり、油断出来ません。

症状 高熱、悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰、呼吸困難、腹痛、下痢などの胃腸症状などがみられます。
検査 インフルエンザ検査キットを用いて判断します。15~20分で結果が出ます。鼻鏡を使い、局所麻酔をして検体を採取して調べることもあります。
治療 主にインフルエンザウイルスに対する内服薬による治療を行います。
鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチン

日本初となる、鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
鼻へ噴霧するため、針を刺す必要がありません。

  • 接種年齢は2歳から18歳までとなります。
  • フルミスト点鼻液のワクチン接種は1回分で完了です。(左右それぞれの鼻へワクチンを噴霧します)
  • フルミスト点鼻液を接種された方は、積極的に吸入(鼻ですする)する必要はありません。
  • ワクチン接種後に、鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、頭痛などの副反応が現れることがあります。まれに、ショックやアナフィラキシーなどの重大な副反応が現れることもあります。
    いつもと違う体調変化や異常を認めた場合は、速やかに医師にご連絡ください。

各種予防接種について

当院の予防接種は、予約制にて随時受け付けております。
ご希望の方はお電話にてお気軽にご予約ください。
接種可能日は平日のみとなります。

予防接種の種類
定期予防接種
  • ヒブ
  • B型肝炎
  • 五種混合
    (DPT-IPV-Hib)
  • 三種混合(DPT)
  • 麻疹風疹混合(MR)
  • 日本脳炎
  • 麻疹
  • 風疹 等
  • 小児用肺炎球菌
  • BCG
  • 四種混合
    (DPT-IPV)
  • 不活化ポリオ
  • 水痘(みずぼうそう)
  • 二種混合(DT)
  • ロタウイルス(1価)
任意予防接種
  • おたふくかぜ
  • インフルエンザ 等
  • B型肝炎
  • 高齢者肺炎球菌

時期により接種できないワクチンもございます。
栃木市の予防接種の助成につきましては、栃木市のホームページもご参考ください。

ピアス穴あけ(ピアッシング)について

ピアス穴あけは医療行為となります。人体に傷(穴)をつけると、化膿やトラブルの要因となり、傷が残ったり、ピアスが合わず痛みを伴うこともあります。
ご自身にてピアッサーで穴を開けるのではなく、医師による安全性の高い穴あけをおすすめいたします。
ピアス穴あけをご希望の方はお電話にてお問い合わせください。

ピアス穴あけによくある質問
Q.親の同意は必要ですか?
A.未成年の方は、保護者の方の同意書が必ず必要になります。
Q.ピアス穴あけは、痛いですか?
A.ピアスガンとよばれる特殊な装置を使用しますので、穴あけは一瞬でおわります。出血も痛みもありません。
Q.すぐに好きなピアスをつけることができますか?
A.1ヵ月は、ピアス孔完成まで医療用ピアスをつける必要があります。
※種類は多くございませんが最近は、おしゃれな医療用ピアスも多くございます。