スギ舌下免疫治療

スギ舌下免疫治療について

頭頸部の病気

スギ舌下免疫治療とは

スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギ・シラカバといった植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされるアレルギー性の病気に効果的なスギ花粉症等を対象とした”シダトレン”というアレルゲン免疫療法(減感作療法)薬が使用可能になりました。

皮下免疫療法と舌下免疫療法の違い

アレルゲンを皮下注射で投与する「皮下免疫療法」と舌の下に投与する「舌下免疫療法」がありますが、「舌下免疫療法」は注射の痛みがなく、アナフィラキシーなどの副作用の危険も少なく、毎日注射のために通院する必要がないので自宅で治療を継続できるのが特徴です。

スギ舌下免疫治療の効果

主に、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻の症状や、目のかゆみ・充血・涙目・目やになどの症状に効果的です

ご注意
  • 12歳以上でスギ花粉症と確定診断されている方が対象です。
  • 舌の下に液体の薬剤を2分間保持した後飲み込む治療です。
  • 重症な喘息がある場合や普段飲んでいる薬の種類によっては治療ができないことがあります。
  • 花粉飛散時期には副作用が強く出る可能性があるので開始できません。
  • すべての人に効果があるわけではありません。
  • 注射の治療に比べると安全性が高いですが、副作用としてアナフィラキシーがおこる可能性があります。